2012年10月16日
つながりやパターンを見つけ出す大切さ
専門外の世界に身を置いて考える。
最近、今まで図案屋とは関連が無かった、
新規事業のCI(コーポレート・アイデンティティ)開発の
相談やお手伝いをする機会が増えてきました。
図案屋は異なるものに触れる、その効果とその重要性に改めて注目しています。
(個人的注目度でありますので表現がいささか大袈裟でした)
未知の領域なので仕組みや本質への理解・アプローチから始めます。
クライアントさんの想いや足あと。未来に向かって何をやっていきたいのか?その中から様々なパターンを生み出し、本質やそれにつながる強みなどを浮かび上がらせる。
その見えない存在を、デザイナーさんやカラーアナリストさんと一緒に、言葉やビジュアルにしていく作業を行います。本質をカタチにしていく作業は楽しくもあるのですが、まったく身を置いたことがない分野の場合、今までの知識や経験からは、なかなか理解が及ばない場面も多々あります。
ただクライアントさんに様々な視点を質問としてぶつけ、仕組みや本質への理解を進めていくうちにある共通のパターンに行き当たります。
このパターンの中で事が上手く運び評価を受けていること。
その時の考え方や取り組み方。成果に直結するパターン・能力。
図案屋はこれが“強み”であると捉えています。
以前、べフィット(便益)の記事を書きましたがこの“強み”の部分は、真似ができるものではなく優位性を保てる差別化の要素を持っていると思います。
強みを活かすモノを共に考え、探しだしてつなげていく。
見つけだした強みは以降の展開として価値づくりに役立ていきます。
ただ、発見した“強み”だけに価値が宿っているわけではなく、様々な気づきや発見へと至る、プロセスがとても大事で、この過程はクライアントさんと共有していただけるよう努めています。それは、そのプロセスを通して強みに対して理解が深まり愛着が生まれ、“強み”を活かすための“行動”につながっていきます。
そうはいっても、ケースバイケースだよ。
よく経営者の方や現場の方からそういわれるのですが、話を伺うと自覚が無いだけで、経験から生まれたパターン認識をお持ちの方が多いです。例えば農家の方や漁師の方で天気予報に負けないくらい、的中率を誇る年配の方がいらっしゃいます。
それは雲の流れであったり環境の変化を感じ経験を通して培われた、
パターン認識からその情報は生まれているようです。
(農業を営んでいた私の祖母も台風が来るときはよく的中させていました)
原因は解らなくてもパターン認識で予測をする
これは先行き不明で予測が難しい時代には有効で応用可能だと図案屋は考えています。
つながりやパターンみたいなモノは必ず存在し見つけだすことができる。
そんな、妙に確信めいたものを持っている図案屋でした。
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