2012年07月07日

図案屋流のブログ講座の作り方と考え方

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参加された方に必ずひとつでも実行できるモノを。

図案屋がセミナーなどの講師になった時はこのルールを自分課にしています。よくありがちなのが座学形式のセミナーで知識と熱気を吸収し習得した気にはなるが、アウトプットまでは至らない。

そうならないように、自分が携わるセミナー・講座の内容は参加者の皆さんによって内容・構成を変え臨みます。一番のポイントは、参観者の皆さんが当事者として参加してもらう事。

その為には講座の内容が、一般論ではなく内容が参加者の皆さんに該当しなければなりません。今回はブログをテーマに話をして欲しいとお話を頂き、、セミナーの主催側スタッフさんとも数回meetingを重ね、講座の内容を固めていきました。

今回のオーディエンス(聴衆)の皆さんは、以前このブログでもご紹介したフォーレンシスの皆さん。福岡を拠点にライターー活動を通して制作・育成・交流の活動を展開しているママさんで構成される団体です。

図案屋は先日ブログ講座の講師を務めさせていただきました。



フォレーンシスさんのfacebookページはコチラ

https://www.facebook.com/forrensis

フォーレンシスさんを以前ご紹介した記事はコチラ
育児をしながら表現する。“ママ・ライター”という働き方
http://contentsdesign.sagafan.jp/e432905.html




自分たちの課題を見える形に
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ブログをテーマにお話をする。

…とは言っても幅が広すぎてどこに焦点を絞っていのかが解らなかったので、まずは主催者スタッフさんにお願いしてブログに関するアンケート調査を実施しました。アンケート実施の目的は、ブログにおける運営上の悩みと傾向を掴むためです。

まず、これができていないと的はずれな講座内容に仕上がってしまいます。
(以前の失敗が教訓になっています)

集計されたアンケートを頂き、図案屋が行った作業がアンケートから見えてくる「課題点の可視化」です。問題点や課題が何となくわかっているのだけれど。一見考えているようですが堂々巡りの思案状態。じつは思考停止に陥っています。

そうならないために大切なことは、課題を目に見えるカタチにすることだ。

図案屋は常々そう考えています。頭の中にある課題を見えるカタチにする具体的に考えることができます。発想やアイディアもより具体的なものが出てきやすい。そして更に具体化するために課題を実行可能になるまで分解。

そうすると初めの一歩が踏み出しやすくなります。




アンケートから見えてきたもの
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ブログを運営していることに対して、参加者自身が、「問題に感じていることと」「興味・関心を感じていること」の二つの質問を用意しました。そこに参加者の皆さんが潜在的に抱えているニーズを探るためです。

2つの質問に対して興味・感心の中に存在する共通項を浮かび上がらせます。
今回、その中で浮かび上がってきたのが

記事を書くのに時間がかかってしまう…という事でした。


・時間がかかるから記事を書かなくなる。
・記事を書かないから更新をしなくなる。
・更新をしないからアクセスも伸びるはずもない。


まったくもってブログ負のスパイラル現象です。
根本的に解決すべきは記事を書く時間の問題。この問題を更に分解していきます。


課題解決をどう考える?
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そもそも、なぜ記事を書くことに時間がかかってしまうのか?
ここを押さえておく必要があります。

そこを考えるにあたって、まず取り組むべきは、書いて更新するまでのプロセスを明確にすることです。記事を書くということは実は様々な作業の組み合わせで成り立っています。ネタを探すことから始まりテーマを設定する力。文章を構成して組み立てて行く力。

細分化された部分が明確になると行動目標もより明確になります。ただ、細分化しすぎて数が増えてしまうと逆に整理が大変なるので、アンケートの声を参考しながら以下3つまでに絞り上げました。

 1.ネタを探す力(書き出しに悩むことに時間を奪われたいる)
 2.タイトルをつける力(魅力的なタイトルが浮かばない)
 3.文章を構成する力(型があった方が実は書だしがスムーズになる)



よく眺めると分かるのですが、何を書こうか?どう書こうか?ここに時間が囚われ、書きだす以前の「考える作業」に時間が奪われています。そこで今回はその「考える作業」を体系化・効率化する図案屋流の方法を提案しました。



アウトプットをして終了
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考える作業の体系化・効率化の方法をお話した後は、約30分間で記事を1本書くというワークを行いました。

事前に書くテーマについてお題を出しておきました。参加者の皆さんはそれぞれ調べてこられたり、資料持参したり準備をお願いして講座に臨んで頂いていました。実際、ワークではブログ記事のを書くにあたって下記の設定でお願いしました。


【目的】 企画プランナーの頭の中への寄稿文
【テーマ】 最近福岡にオープンしたIKEA福岡店について
【読者ターゲット】 企画系・販促な人たち
【その他】
 ・女性目線からの問題提起
 ・自分の体験談
 ・カンニングはOK。調べることはリーサーチ

今回は記事の精度より早く書くことを重視することとしました。参加のみんなさん、なかなか書き出しがスムーズに進んでいたようでさすがモノを書くことを学んでいこうとする方々でした。

実はこの設定というのが今回一番気づいてほしかった裏テーマでした。

書くための準備作業に時間が費やされています。設定がありテーマが決まりリサーチすることができていれば書き出す抵抗はかなり下がります。もともと書くことには慣れていらっしゃる方々です。自体の力はお持ちになられています。それも書き出しが早かった一つの要因でしょう。

一般的には、フリーに書いてくださいというとスラスラ書けそうですが、よほど訓練されていない限り書き出しに時間を要して意外と書けません。逆に設定があった方が書きやすかったりします。設定づくりに慣れてくると、ふだんの生活や何気ない情報中から「自分なりの視点」を見出す力が養われていきます。

この視点から生まれた「ネタ」をストックしておくと記事のメモになり、記事を作る時間は書くだけの時間い費やすことが可能になります。そして書くことによって型は洗練され、書くスピードも徐々に上がっていき、負のスパイラルではなく正のスパイラルに移行することが可能になります。

そうすればアンケートに合った様々な問題が解決に向かい始めていくと思います。様々なアルファーブロガーさんたちがコメントを残されていますが共通しているのは、記事を書くことの重要性です。

図案屋のブログもPVを稼いでくれるのは新着の記事ではなく過去の記事たちです。
PV全体の1日当たり、全体の40%~60%は稼いでくれます。


ブログ[N]ネタフルの運営者コグレマサトさんと和洋風◎の運営者するぷさんの共著
「必ず結果がでるブログ運営テクニック100」でもこのことに触れられたいます。

ブログの特徴に「検索エンジンでヒットしやすい」ということがあります。ブログツールはいちど公開した記事のURLが、ずっと変わらない「パーマリンク」という特性のため古い記事のもアクセスが集まりやすく、ブログ特有のサイト構造も、検索エンジンに対して優位に働くとされます。


結局、ブログを書き続け記事数を上げることが
一番確実なSEO対策になるということですね。




最後に・・・
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参加者の姿勢は点数にすると100点満点。
受講の姿勢が素晴らしかったです。

また、今回書いていただいた記事もせっかくなので寄稿文といった形で図案屋のブログで公開予定です。準備ができし次第順次、掲載させていただきます。

じつは9月にも別のテーマで依頼をお受けしています。次回は自分の強みを図解化して言葉にするワークショップになりそうです。またフォーレンシスの皆さんとお会いできるのが楽しみです。

こういう参加者のモチベーションが高い講座の講師を務めさせて頂くとこちらも元気とやる気をいただけます。


負けてらんねぇーーー
心の中で叫ぶ図案屋でした。







ブログ講座に際し随分参考にさせて頂きました2冊をご紹介します。

必ず結果が出るブログ運営テクニック100
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あっという間に月25万PVをかせぐ人気ブログのつくり方
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Posted by 図案屋  at 12:03Comments(0)教育・ワークショップ

2011年12月01日

ワークショップで考えさせられた世代間で異なる「仕事の流儀」

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Trying to focus...
Trying to focus... / Ev0luti0nary


会社と自分の関係をどう捉えるのか?

先日、一般社団法人くまもと教育プロジェクトさん主催、キャリア教育ワークショップの第2回に参加してきました。

「これからのライフスタイルにあった会社とは?」と言う命題に対し、「自分の特性や強みなど浮かび上がらせ、それらを活かす新しい会社を考えよう」という試みのワークショップ。今回の参加メンバーはほとんどが大学生で、図案屋は社会人ゲスト枠での参加でした。

参加者各自で自分自身を振り返った後、最後にミニプレゼンを行うという流れで進行していったのですが、大学生のみなさん達の様々な意見や視座に触れ、「今までの経験や実績に正解のヒントがある」と言う思い込みに陥っていたことに気づかされました。

現在当たり前のように「常識としている仕事の流儀」の中に、社会の閉塞感や硬直化を促進する「素地」みたいなものが潜んでいるのではないか?

現実進行形の社会と、今まで一般的とされてきた社会通念との齟齬。最近、僕自身が団塊世代の方々に何となく感じ始め上手く説明できなかった「違和感」や「感覚のずれ」を考察する良い機会になりました。



1) 大学生の意見から見えてきたモノ
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University of Cincinnati Students visit Consulate
University of Cincinnati Students visit Consulate / US Mission Canada



大学生のみなさんの発表から出てきた意見を整理すると

閉塞感がある会議は嫌いだ
答えが決まっている会議。変わらないことこそリスク

仕事を通して社会課題が解決できる会社
課題を通して社会とつながる欲求

縦割りの管理体制に疑問
水平統合的マネージメント。命令より共感・協働重視


これらの意見は、僕より上の世代の方たちには「伝統的な企業社会のしきたりを無視した若者の戯言」として受け取られそうですが、大学生のみなさんは人と協働することにはNOの態度は取っていません。物事を動かしていく協働な体制は必要と思っていますし、社会課題を解決する仕事にやりがいを見出しています。

見方の違いは、世代間別の様々な環境や要因・立ち位置が関係しているのでは?と考え、3つ世代を8つの価値項目で整理してみました。




世代間別に様々な価値のカタチを並べ眺め、世代間のギャップという断絶的な捉え方ではなく、時代の変化・連続性の中でつながっているという視点で再考しいろんな気づきを得ることができました。どの世代も自分が過ごした時代背景に影響を受け価値形成をしているのがよくわかります。

私の父の世代は戦後、モノが無かった時代です。当然モノを増やしていくことに価値を見出します。働き方もこれに追従していきます。続いて僕たちの世代。モノが社会に行きわたり揃えていくことよりも消費をすることに価値を見出していきます。消費行動が暮らしでも仕事で基軸になりました。

では大学生のみなさんたちはどうか?モノも溢れている。そのせいかモノ消費に対しての興味が薄い。それよりもこれから直面する社会課題に対して高い関心を感じています。僕らの学生時代とは未来に対する考え方が違います。



2) デジタルネイティブ世代とのギャップ
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At the computer
At the computer / Lars Plougmann


彼らの意見に耳を深く傾けながら考えてみると、彼らの感じている体制への違和感は甘っちょろい感情論ではなく、どうやら会社内における「組織内情報の流れ方」に違和感を感じているようです。

管理をする立場の人は権限と情報を持っています。「報告・連絡・相談」等の情報は「情報を入手する地位」を持つ管理者を介して社内外の利害関係者へアウトプットされていきます。中継し管理する人に情報が集中する構造です。情報が拡散し同時共有できるソーシャルメディアなどの機能とは全く違います。

大学生の彼らはインターネットの普及と共に育ってきたデジタルネイティブ世代。情報の中継ならばコンピューターの方が早くて正確だとその効果と情報の流通の構造を良く知っています。ソーシャルメディアを普通に扱う彼ら側から見ると組織内情報は扱いにくいと感じているようです。情報のフローとストック。扱い方がまるで違います。

垂直統合型の構造では一次情報が広がることはなく中継点のたびにリスク矯正されていきます。実務経験が長い人が判断することは正しい反面、それから外れることを嫌い同じような情報ばかりが集まってくる傾向に陥る。

一番恐ろしいのは、変化していく社会環境とのずれ。
組織内情報のガラパゴス化です。


反対に僕ら世代以上はネット社会に対し、人間的な情念が存在しない人と向き合っていないバーチャルな世界とひとくくりにしてしまいがちです。特にソーシャルネットワークを上手く使えていない地方はその傾向が強いです。

しかし彼らと話すと良く解るのですが、彼らなりのコミニティがちゃんと存在しています。ソーシャルメディアを使っている方は解ると思いますが、このコミニティで共感を得ない行為は阻害されていきます。決してコミニケーションを軽視した閉じた世界ではありません。

考えてみれば僕ら世代のITのリテラシーのキーワードはこのテクノロジーをいかに使いこなすか?ですが、デジタルネイティブ世代は物心ついた時からインターネットのサービスを利用してきています。

彼らは僕ら世代みたいに「身につける」というという感覚より「自然に身についた」といったスタンスです。使いこなし度が違うのは当然です。



3) 社会との関わり方が変化している時代
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2009 - October 14 - NodeXL - Twitter Network MWA09 Followers
2009 - October 14 - NodeXL - Twitter Network MWA09 Followers / Marc_Smith


新しいコミニケーションのインフラを手に入れた彼らは、職縁や地縁といった伝統的社会への関心が高くありません。しかし、コミットメントすべき対象が「エリア」「会社」から「目的」「動機」などへシフトしているだけで社会参加への意欲は決して低くない。

企業活動や地域活動と言った職縁や地縁中心とした従来型のコミニティではなく、自分達が価値を感じる「活動」を中心に置くコミニティーで社会参加を実現していくスタイル。僕ら世代以上はそのことが理解し難いようです。

ただ考えるべきは、様々な要因が絡み合い企業活動や自治体の行政活動だけでは社会はもたなくなりつつあることです。人口は減り高齢化社会が到来することは予測ではなく近い未来必ず訪れる現実問題です。規模経済に頼った方法で社会を支えることは難しいでしょう。

国内の規模縮小現象とグローバル化などで企業もまた海外に打ってでるか規模を縮小していくことになると思います。とうぜん従来型の雇用量は生み出せません。企業で働く以外の道を確保しなければなりません。

働く=雇用
その概念を捨てなければいけない時代なのかもしれません。


この状況下では、残念ながら団塊の世代や僕ら世代の成功体験は通用しません。社会の状況が成功当時とあまりにも違います。若者に対して働き方に関するアドバイスは必ずしも有効かつ効果的とは言えないでしょう。もちろん技術などのノウハウは大いに継承すべきです。

しかしながら働き方については今後参考にならないでしょう。今後人口が増え規模が拡大するとは考えにくいからです。日本においては明治から現代までの約130年の間に人口が急激増えています。むしろこの期間の人口増加が特異だったのかもしれません。




今後の人口の規模・サイズに合った経済や企業活動。それに伴う働き方を構築していかなければいけないと図案屋は考えます。諸説あるので一概には断定できませんが、日本の国土面積・農作物の作付面積などから割り出すと日本の適正人口は5,000万人~3,000万人の間だとか・・・

グラフを参考にすると江戸時代の人口ぐらいになりますね。

奇しくも江戸時代は循環型社会として評価されています。現在の経済成長率で測れば高い成長ではありませんが、大量生産・大量消費社会ではなく限られた資源を最大限に活かして経済を維持し文化を発展させた社会構造を持っていました。

もちろん幕府や藩も財政的に厳しかった面もあるので全てが参考になるとは言えませんが、この視点での発想は今後のひとつのヒントになると思います。


 最後に・・・
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Queso De Raqueta
Queso De Raqueta / Instant Vantage



ワークショップの最後のカリキュラムは自分が目指す会社やオフィスのプレゼンでした。図案屋もプレゼンしたのですが、仕事と自分の関係を雇用を通して行うのではなく、アライアンス(提携)を核にした働き方を提示しました。仕事というプラットフォームでつながる働き方です。



人が集まるサービスを作っていく仕事。その仕事を提携スタイルで働ける仕組化。実現に向かって取り組んでいこうと思っています。

まずは、プラットフォームを作ること。ソーシャルな集まりの場「ナレッジカフェ」がその第一歩と考えています。1月開催に向けて着々と準備中です。今日も頼もしい方が参加を表明してくれました。

楽しみがまた一つ増えた図案屋でした。


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参考なった情報をご紹介
ソーシャルウェブが拓く未来/フリーランスという働き方について
美味しいコンセプト/博報堂を辞めました
女。MGの日記/上司というだけでは尊敬されない
typocode/最近の中高生(ネオ・デジタルネイティブ)の3つの特徴




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Posted by 図案屋  at 02:11Comments(0)教育・ワークショップ

2011年11月02日

モデルは子供。ママはデザイナー。親子アルバムワークショップ。

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ATC Wings/Available for Trade
ATC Wings/Available for Trade / Laineys Repertoire



みなさんは「フォト・コラージュ」ってご存知ですか?

「コラージュ」というのは元々「貼り付ける」を意味するフランス語で、
ピカソやブラックの始めたパピエ・コレから発展した技法です。

雑誌やパンフレットなどから、自分の気に入った写真や絵、
イラストなどを切り抜いて画用紙の上に好きなように貼って一つの作品にします。
日本では、結婚式のウエルカムボードなどが一般的ですね。

アメリカなどでは絵本を作るような感覚で
アルバムを子供の写真や天然素材や雑誌など使って
ママさんがハンドメイドで作るそうです。

先日、紹介したデザイナー&アトリエスタの立石覚(タテイシサトル)くんが
このフォトコラージュを織り込んだアルバム作りのワークショップを開催します。

子供との参加OKなので親子でデザイナーになった気分で
写真以外にも自分が書いた絵なんかもはっちゃってOKです。
ワークショップを楽しんでください。

立石覚くんの活動を紹介した記事はコチラ
今の教育にはデザイン思考が必要だと思う訳
葉隠をJAZZに?侍ピアニストが佐賀にやってくる
【立石くんの寄稿文】 こどもは小さな哲学者


アルバム・ワークショップのご案内
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Coloured Pencils
Coloured Pencils / tallpomlin


FINDER
アルバム・ワークショップ

日時 2011年11月20日(日)
講師 立石覚
時間 13:00~(2時間程度です。)
定員 10名(要予約)
参加費 2000円(アルバム台紙代込み)
ご持参いただくもの
写真(プリントしたもの20~30枚)※データは不可です。

筆記用具・はさみ・カッター・定規・のり
カラーペン等・お持ちの方はカッティングマット

★その他アルバム作りが楽しくなる道具や材料は主催者側で準備。

お問い合せ
FINDER

〒840-0813 佐賀市唐人1-5-40 1F(佐賀駅前中央大通り)
TEL0952‐22‐6911
ホームページ→http://find-earth.petit.cc/


せっかくだからデザインのこと聞いちゃおう
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You painted over me!
You painted over me! / andy.brandon50


講師の立石くんは
佐賀県立有田工業高等学校セラミック科や
九州造形短期大学デザイン科クラフトデザインコースなどで
デザインの基礎もしっかり学んでいています。

フォトコラージュのワークショップに
ただ参加するだけではもったいないです。

写真の構図や色彩のバランスなどの手法なども聞いておくと
家族の写真の撮り方なども変わると思います。

ママ友が集まるなら出前のワークショップも相談してみてください。
もうすぐ年賀状制作のシーズンがやってきます。
デザインやアイディアのコツなどもこっそり聞いちゃいましょう。


最後に・・・
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Studio Shoot for profile
Studio Shoot for profile / Fadza Raf


表現活動やデザイナー活動は
別にプロのモノだけではありません。

アマチュアだって作るのを楽しんだり
技法を学んで腕が上がってくれば
創作意欲もわいて楽しくなっちゃいますよ。

最近僕も娘と絵本を作ってみました。
たまには父親やっている図案屋でした。



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Posted by 図案屋  at 12:00Comments(0)教育・ワークショップ

2011年10月22日

育児をしながら表現する。“ママ・ライター”という働き方

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先日、福岡のママ・ライターさん達が集うコミュニティー、フォーレンシスさんの交流会に招待いただき、図案を使った思考整理をテーマに、ミニセミナーを行ってきました。

フォーレンシスさんは、代表の山下まちかさんを中心に、現在、経験をお持ちのライターさん・これからライターを目指したい方、デザインやカメラなどスキルをお持ちのクリエイターさん、合計50名のメンバーで構成されている、現在、育児真っ最中のママさん達のクリエーター集団です。

フォーレンシスさんは現在、「ライターという働き方」を核に
「育成」「交流」「制作」の3つのテーマで活動されています。

「育成」については、福岡市の支援事業として開催する
「ママライター養成講座」でライターの育成。

毎月開催の「交流会」は信頼関係作りと、
先輩ライターが後輩ライターをサポート。

「制作」は、地場企業などのイベンやサービス、商品等の生活者視点のレポートやパンフレットなどの記事作成など活動が少しづつですが広がりを見せています。

今までは、書くという仕事は、ある一部の限られた人達の空間でした。書くことによって生まれてきた情報は、生活者へ流れ生活者は受信者のポジションでした。しかし、インターネットの出現により受信者でしかなかった生活者が、自分を表現できる環境を容易に手にできる時代になりました。

自分を表現し伝えていく行為は、世の中に自分の居場所を確保すすることと同じで自分の存在を認知し自己肯定行為につながっていくと思います。表現をすることに、まず関心をもつ。そして表現の楽しさ・快感を一度知れば、上達の欲求も生まれてくる。

図案屋は企画の仕事中心に行っていますが、書け無い時の辛さがある半面書きあげる直前の「突き抜ける感覚」の快感があるからこそ、この仕事をやっていけるのだと思います。

僕の娘にもそんな表現スキルを高める機会を作りたかったし、社会人のコミュニケーションスキルアップのためにも「書く力」や「伝える力」を高めるワークショップをそろそろやりたいな・・・と、図案屋は思っていました。

そんな中、僕のイベント取材にフォーレンシス代表の山下さんがこられ、業務メールのやり取りが、いつしか「書く力を高めるには?」というコアなメールに発展していきました。取材時の山下さんはどちらかと言うと、ほんのりタイプ。取材口調も穏やかな女性だな・・・そんな印象でした。

が、メールでのやり取りの文章は熱い、熱い文章だったので驚きました。

「運命は自力と他力のコラボレーション」というモットー通りの熱い女性でした。
(後で発覚したのですが、彼女熊本出身。火の国の女だったのですね)

そんな、山下さんと何かコラボできたらいいな。そう思っていたら、交流会のゲスト依頼が来たのでふたつ返事で即答し、会へお邪魔してきました。今回のセミナーは、時間の都合上、約30分程度のコンパクトな内容に収め交流会終了後に参加者のみなさんと名刺交換と挨拶を交わしたのですが、熱気ある自己紹介と、参加者の方に囲まれひとりひとりとゆっくりお話ができなかったのが残念でした。

そのモチベーションの高さに、逆に僕の方が心地よい刺激を受けました。
フォーレンシスのみなさんありがとうございました。

セミナーの感想とアンケートを取らしていただいたのですが、大きく分けると、3つのニーズが多かったです。

・セルフブランディングの手法
・思考や情報整理のハック
・フォーレンシスのキャッチコピーを考えるワークショップ


代表の山下さんと協議しながらテーマを設定し、次回は座学ではなくワークショップ形式でフォーレンシスのみなさんと、strong>“考える”ことを“シェア”したいと思います。図案屋とクリエーター集団“フォーレンシス”の考える冒険はまだまだ続きます。

書くことを通して共に成長しいと強く思う図案屋でした。






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Posted by 図案屋  at 23:10Comments(2)教育・ワークショップ

2011年10月17日

6次産業のベンチャー企業を題材にした商品開発ワークショップ

Robin refactoring client workshop output
Robin refactoring client workshop output / Lars Plougmann


先日のブログでも紹介しました
一般社団法人くまもと教育プロジェクトさんの
ワークショップに参加してきました。

NPO鳳雛塾さんと佐賀大学キャリアセンターさんが
このプロジェクトに協力されているので、会場は佐賀大学で開催されました。

今回のワークショップ・テーマは、魅力ある新商品開発。

熊本のベンチャー企業
株式会社ネローラ花香房さんの新商品を題材に、
4つに別れた参加者の各グループが
アイディアを出し合い商品のコンセプトを考える
ワークショップ・プログラムでした。

まずは、ゲスト参加の
株式会社ネローラ花香房の森田恵子社長から
会社設立・商品開発の背景の説明がありました。

環境再生に取り組む水俣の新たな産業にすべく
「水俣を世界のネロリの里に」と願い
甘夏ネロリの原料・製品販路の拡大を目指し奮闘中とのことでした。



この後、グループ別のワークに入っていきました。
4つの各グループで森田社長の話を参考にアイディアを出し合い
マインドマップを使って放射状にアイディアを出していきました。

更に、各グループに参加されている社会人の方の
業界・キャリアの話を聞き更にアイディアを掛け合わせ
最後は残された短い時間でオーガナイズ(整理)して
発表用の商品コンセプトを作り上げる。

その後は、各グループによる発表
同じ商品を題材にしていたのですが
全く違ったモノが生まれてきました。

これがワークショップの面白いところだと思います。
発表された内容は割愛しますが
興味が湧いた方は、次回ぜひ参加してみてください(笑)

最後は、森田社長から各発表内容に総括と評価を頂き、
「アイディアだけでなく行動を起こす事が大事だ」
参加者にメッセージを送られ今回のワークショップは終了しました。

***   ***  ***

ワークショップに参加しての感想ですが
大学生向けのカリキュラムなので
社会人や企業人の参加としてはどうなのか?
と思って今回のワークショップに臨んだのですが、
僕自身は収穫がありありでした。

今回参加した学生さんのモチベーションは比較的高いように感じました。

学生さんたちは、社会人と比べ経済活動の経験は無いのですが
その経験不足は僕らがカバーすればいい訳で
研究をフィールドとする彼らの思考法は僕らには無いものです。

実際、今回のワークショップで生まれた
参加者からのアイディアや考え方の中には、
森田社長にも発見や気づきがあったと言われていました。

視点やアングルを変えて自社の商品を眺めると
発想へのいい刺激にもなります。
そういう意味では、今後の3回も楽しみです。

また、ゲストで参加されていた
株式会社ネローラ花香房さんは、
2009年6月、経済産業省農商工等連携事業計画認定され
甘夏ネロリ製品を通して地域貢献を目指す社会企業で、
水俣で長年オーガニック栽培されてきた甘夏みかんの花を主原料に、
ネロリ成分(保湿、抗酸化効果が確認される芳香油)を含む
スキンケア製品を開発、販売。

しっかりとした企業理念とコンセプトを持ち
6次産業とソーシャルビジネスを兼ね合わせた
応援したくなるようなベンチャー企業でした。

特に水俣病で海を追われた漁師のみなさんが
陸に上がり甘夏農家への転身は
言葉にできない苦労と挑戦の日々であったそうです。


今でこそ安心安全など
トレサビリティーを重視する声が上がり始めましたが
この甘夏ミカンの産地ではぶれることなく、
オーガニック栽培に取り組んでこられたそうです。

公害病で苦しんだバックボーンがあるからこそ
オーガニック栽培にこだわり続いてきたミカン栽培。

その水俣病患者も高齢化が進み、
公害被害の風化が懸念されているそうです。

実際参加している大学生は水俣病の情報をあまり持っていませんでした。
人体に悪影響を与える企業活動への警笛を風化させないためにも
商品を通して世の中に広く伝えたて行きたいそうです。

自分が知らないだけで
応援したくなるような会社はいっぱいありますね。

今回の機会をプロデュース頂いた
くまもと教育プロジェクトさんには感謝ですね!

多分次回以降も、我々社会人側も刺激を受ける
モデルと触れる機会を届けてくれると思います。
今回参加を逃された方も次回以降の参加をオススメします。

きっといい情報に触れることができると思います。

***   ***  ***

森田社長とはワークショップ終了後
名刺を交換し、簡単な挨拶で別れましたが
来年の春頃、甘夏みかんの花つみのツアーを企画されているそうです。

もっといろいろ聞いてみたかった図案屋でしたので
熊本にお邪魔したいと思います。

被災地支援を行っている、スタジオボアンの土生社長同様、
このような会社に活躍して欲しい思います。

ツアーの案内が森田社長から届いたら
このブログでもみなさんにご案内したいと思います。

●株式会社ネローラ花香房さんのHP
http://www.neroli-hana.com



今後のワークショップ内容ははコチラ
次回からの飛びり参加もOKだそうですよ
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

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 ワークショップの日程&会場
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【第2回】 新しいスタイルの会社作り
11月12日(土)13:30~16:00/佐賀大学
これからのライフスタイルにあった会社とは
常識を打ち破った会社作りにチャレンジ

【第3回】 誰もが気になるCM作り
12月3日(土)13:30~16:00/佐賀大学
忘れられない、伝えたい、手にしてみたい
そんな心を揺さぶるCMづくりにチャレンジ

【第4回】 サティスファイトな生き方
12月17日(土) 福岡・佐賀・熊本合同開催会場/熊本市・城彩苑
これまでの3回のワークショップのまとめと魅力発信
グランプリ九州大会を兼ねたフォーラム
※第4回のみ、福岡・佐賀地区からのご参加の方には交通費の半額を支給します。

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お問合せはこちらまで
一般社団法人くまもと教育プロジェクト
TEL 096-288-5526


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Posted by 図案屋  at 17:15Comments(0)教育・ワークショップ

2011年10月08日

今の教育にはデザイン思考が必要だと思う訳


Vintage School Days Children's Photo Shoot / Anders Ruff Custom Designs


みなさんは、デザイナーと言うとどんな人を思い出しますか?
佐藤可士和さん・佐藤卓さん・深澤直人さん
おっと忘れてはいけません。佐賀出身の吉岡徳仁さん

彼らデザイナーのコメントや考え方に耳を傾けると
ある共通の考え方があるのが浮かび上がってす。

「デザインは問題の本質を解決すること」です。

言葉の違いはあれ、彼らは、似たようなコメントを残しています
洋服や車など、物理的なビジュアル的なモノだけがデザインではない。
つまり問題を解決する手法もデザインの一部だと言っています。

今後の世界は、情報や要素が絡み合う
誰にも同じ答えが存在しない多様な社会です。
確かな答えは人によって違う時代です。

そんな不確実な時代に対応できる生き方には
デザイン思考が大切になってくると言われています。


デザイン思考とは簡単に言うと
モノではなくコトをデザインする思考法のことです。

先日、当ブログで紹介した
テレビ番組デザインあのテーマもそうですし
スティーブ・ジョブズのワークスタイルもまた
デザイン思考のたまものだと思います。 

***   ***   ***

そんなデザイン思考のワークショップを核に
佐賀で活動を行っている立石覚(たていしさとる)くん
というデザイナーがいます。

佐賀市内でのイベントでも活躍中なので
ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

僕自身、彼とはイベントや子供向けのワークショップを開催したり
福祉施設のパンフレットデザインなどをおこないました。

彼は、日本ではまだ認知が少ない
アトリエスタ教育という手法をつかった
ワークショップを数多く企画・プロデュースを手掛け
現在では幼稚園や学校などへも、その活動域を広げています。

彼のワークショップ手法のひとつであるアトリエスタ教育は、
イタリアの北西中部にレッジョ・エミリア市という人口16万人ほどの
小さな町で行われている教育ですが、世界で最も高い評価を受け
注目され始めているそうです。
(日本では残念なことにあまり知られていません)

レッジョ・エミリア市の幼児学校にはどこにも
アトリエスタと呼ばれる美術系の芸術家が1人配置されていて
クラスの担任教師といっしょに子どもの創造的活動の
実践を支援
しているそうです。

デザイン教育には
先に記述した通り、表現活動や課題を解決する方法など
学校で行う処理系の座学とは違った思考法が身につくと思います。

これはセンスではなく訓練で身につけることが可能です
僕も今後、娘に彼のワークショップに
参加せて行きたいと思います。

彼の活動は、今後このブログでもお伝えしたいと思います。


立石くんのプロフィールはコチラ



立石覚
SATORU TATEISHI
アトリエスタ(アートワークショップ講師)

滋賀県長浜市生まれ
佐賀県立有田工業高等学校セラミック科卒業
九州造形短期大学デザイン科クラフトデザインコース卒業

***   ***   ***

2005~個展やグループ展での作品発表の他、各種イベントの企画・演出を手がける。
2006~アートワークショップの活動を始める

染色(Tシャツ、エコバッグ、手拭いなど)
ART(デザイン絵本、即興演奏(廃材オーケストラ)、フォトコラージュなど)
四季を彩る作品づくりや廃材を使ったリサイクルアートなど

クラフトから現代美術までワークショップのプログラムも多岐にわたる。日常生活をデザインすることでどんな空間でもアトリエに変えてしまうアトリエスタ

活動場所や対象も幅広く、クリエイティブなコミュニケーションを求め、様々な空間でアートワークショップを実施

各種イベント、学童保育、子育てサークル、児童館、幼稚園、小学校、養護学校、介護・福祉施設、文化サークル、酒蔵、漬物蔵、寺社仏閣、芸術祭、ギャラリー、カフェ、ショッピングセンター、駅舎、空き店舗、地元メディアなど

(どんぐり村、バルーンフェスタ、有田陶器市、21世紀県民の森、歴史民俗館、吉野ヶ里歴史公園など)

***   ***   ***

2005  SATORU ART EXHIBITION(佐賀新聞社ギャラリー)
2006  夏休み工作講師(さくら学童クラブ 滋賀県近江八幡市)
2006  和柄とペインティングの衣たち 立石覚の世界(佐賀 装衣工楓)
2006  ART IN NAGAHAMA(滋賀県長浜市 朝日商社)
2007  梅の花村(梅の花、チャイナ、かにしげ)装飾デザイン(佐賀大和本店他)
2007  三瀬高原ロゴデザイン
2008~ 厳木教育フェスティバル講師(厳木うつぼぎ小 )
2008(~2011)柳川みのり幼稚園 アトリエスタ(造形教室アーティスト講師)
2008  嘉手納ART体育館(沖縄県嘉手納)
2009  立石覚のTシャツ展(小城市 ぎおぎお)
2010  NHKパパサウルス 公開収録にて親子工作講師

***   ***   ***

他ジャンルのアーティストとのコラボレーションも数多く、ライヴペインティングや映像作品で、ジャズ、ロック、クラシック、ポップス、ヒップホップ、即興演奏、現代音楽、邦楽(和太鼓、琵琶、尺八)、民族音楽、舞踏、演劇、フラメンコなどとパフォーマンスを行っている

***   ***   ***

現在、様々なワークショップのプロジェクトを進行中(↓主なもの)

【児童館】
乳幼児と母親による造形遊び
子育て中の母親を対象にした育児アルバム制作

【まちづくり】
年間を通して、休日に街の中心部で学んで遊べる場の創出を目指した『佐賀市 街なか わいわいキッズタウン』の企画・運営に関わる

【デザインソースの作り方】~アイデアの生み出し方~
ビジネス、家事、など日常生活の様々なシーンをクリエイティブ(アートやデザイン)の切り口で楽しむ方法を知る。色やカタチの面白さに眼を向ける様々なゲームを取り入れた遊んで学ぶ、本格的、大人向けシンキングワークショップ。アカデミックな要素をカジュアルに使いこなそう!



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Posted by 図案屋  at 16:00Comments(0)教育・ワークショップ

2011年08月01日

キャリア教育が地域雇用を救う?

Working Together Teamwork Puzzle Concept
Working Together Teamwork Puzzle Concept / lumaxart


2011年 5月19日(木)放送のNHKクローズアップ現代
「職業訓練で雇用を生み出せ」
で、
デンマークで行われている、
職業訓練の取り組みが紹介されました。

デンマークでの職業訓練は、求職者に対して行う
単なる技術訓練だけではありません。

まず国・企業・労組が一体となって、
今後の成長が期待される産業を選定します。
 

そして、その産業に必要な技術を、
失業者に対して訓練(education)します。

成熟産業の雇用維持・採用は、企業にとって難しい時代です。

そこでデンマークでは、
成熟産業の労働力を新産業に移動(mobility)させる
“モビケーション”という施策を行っています。


モビケーションの面白いところは
雇用問題と同時に、新産業を活性化する効果がある点です。
その効果に世界中が注目しています。

*** ***** ***

日本の現状はどうでしょうか?

日本でも雇用不安を払拭すための施策として
職業訓練と生活費の支給がセットで受けられるという
新たな制度が設けられましたが
受講者の雇用の回復にはなかなかつながっていない
というのが現状のようです。

番組では、この問題に対して2つの原因を指摘しています。

【1】 そもそも、雇う側の産業が成熟してしまっている
例/金属加工の技術を習得しても日本の町工場には仕事が無い

【2】 職業訓練の内容が地域産業などとマッチしていない。
例/田舎でエステの資格を取っても需要と雇用が無い。

このふたつの問題点から考察すると
産業の育成と労働市場の成長はセットで考えないといけないですね。
もはや職業訓練校だけでは単独解決は難しいでしょう。

*** ***** ***

僕は、NPO法人鳳雛塾さんのノウハウが
職業訓練に活かせるのでは?と思っています。

小学生・中学生・高校生・大学生などを対象にキャリア教育を行われています。

平成22年度には地域づくり総務大臣表彰を受賞されるなど
活動においても実績は目を見張るものがあります。

学校と地域企業を結ぶコーディネート力があり
受講者に対しての学習カリキュラムを作るノウハウもお持ちです。


職業訓練校も雇用対策訓練基金などを用いながら
NPO法人鳳雛塾さんたちと戦略的連携ができれば
佐賀県版のモビケーション・モデルができると思っています。

佐賀でも特産品や6次産業化への期待と関心が高まっていますが
商品開発した時点で事業が終わってしまう懸念があります。

この6次産業化の件は、同時にその分野で活躍できる
人材の育成も行っていかないといけません。

NPO法人鳳雛塾のキャリア教育でお持ちの
販売・管理・物流・衛生管理などビジネスの基礎スキルに
専門家を講師として招きその分野への理解の深掘りを行っていく。

これは、失業者だけでなく、
特産品などの開発モチベーションが高い
農家のみなさんに向けた経営やマーケティングの
スキルアップにも有効だと思います。

実施となると
超えるべきハードルはあるとは思いますが
グランドデザインと業務分掌がオーガナイズできれば
十分実現は可能だと思います。

僕自身も職業訓練には今後注目し
貢献できることは積極的にお手伝いしていきたいと思います。




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Posted by 図案屋  at 04:35Comments(3)教育・ワークショップ

2011年07月04日

飯が食える大人になるために

2011 Melbourne Water Kids Teach Kids
2011 Melbourne Water Kids Teach Kids / linh.m.do


成熟社会で求められるのは、「情報編集力」

 成長社会は「みんな一緒」の社会であったのに対して、成熟社会では「一人ひとりばらばら」になっていく。正解が一つということはなくなってしまう。
 成熟社会で求められるのは、「情報編集力」。一言でいえば、「つなげる力」と「つながる力」。自分の知識、経験、技術をつなげるとともに、他人の脳ともつながって知恵を借りる。僕は「ネットワーク脳」と言っている。

 これが面白い形で現れたのが、京大入試のカンニング事件。携帯電話で答えを調べるのは、入試というゲームの中ではルール違反だが、ビジネスでは、いろんなネットワークから答えを引き寄せてくる能力が重要になる。

日本を覆う「正解主義」と「エセ平等」の呪縛から脱却せよ
藤原和博・東京学芸大学客員教授 - 11/06/30 【東洋経済】より



ルールを破るのは良くないことです。
しかし、ルール自体が社会に応できてなかったとしたら?

僕は、京大入試カンニング事件の報道の在り方には違和感を感じていました。
知識の蓄積は大切です。しかしそれだけではもう世の中渡っていけません。

ブロガーのみなさんも社会に関わっていらっしゃる方がほとんどたと思います。
今の社会には、簡単に解けない課題や問題が存在します。

解答法はありません。受験時代みたいに模範解答などありません。
自分で問いを立て考え、効果や成果が出る回答を
導きだしていかないといけません。

Google等に蓄積される「知のデーターベース」は間もなく、
人間が一生かかって処理できない情報量に達するそうです。

そんなこれからの時代に「情報処理的な発想」
日本の教育現場に蔓延していないか僕は不安です。

上記の記事にあるように「情報編集力」的な発想が重要だと思います。

「つなげる力」や「伝える力」が身につけてこそ、
多様な価値観の中を渡り歩き、飯が食える大人になれます!!

もちろん教育の全てがここにあるわけでもありませんせんし、
現場で頑張っていらっしゃる先生方も数多く知っています。

ただ、海外とやり取りされているIT系の方々と話すと
「インド」「韓国」「シンガポール」の
ITリテラシー教育はかなりのものだとよく聞きます。

情報と機器を扱う正しいやり方を
身につけれる教育の場が必要な気がします。

この話をすると「ネット社会の闇」みたいな話をされる方がいますが、
僕の考え方は、いったってシンプルです。

包丁は人を幸せにするか?
それは包丁に問題があるのではなく、使い手に問題があります。

料理を作り、人を幸せな気分に導いてくれる人もいれば
人を傷つける使い方をする人もいます。

つまり、
道具の正しい使い方を愚直に教えていくしかありません。
ITリテラシーも同じです。

ネット社会では足跡が確実に残っています。
炎上をさせたり誹謗中傷を繰り返す人も足を残すようになり
ブロックされていくようになるでしょう。

あのGoogleもアクセス数が多いのがよい情報だという考えから
人に寄り添う情報がよい情報だという姿勢にシフトしています。

検索で上位に上がる為に仕込まれた情報ではなく
「どういうものが人間にとっていいコンテンツか」
というのを科学しようとしてるようです。

Facebookなどで「いいね!」など
今後、支持された情報が選ばれる時代になろうとしてます。

だからこそ、良い情報に人は集まります。

これが社会心理学の山岸俊男先生が唱えられている
「正直は最大の戦略である」という意味かもしれません。

ネット社会は否応なくこれからますます社会と密接していくでしょう。

今の社会から我々大人が現役を引退した時、
子供たちは、その時の社会が持つ課題や問題点に立ち向かい
生きていける力が身についているでしょうか。?

その為の環境を我々大人はちゃんと提供できているのでしょうか?
子供たちには、来るべき未来社会に適応でき、食える大人になって欲しいです。

今日は最後に動画を紹介します。
「飯が食える大人を作る塾」で奮闘されている方です。

佐賀にもこんな塾ないかな?





高濱正伸さんの本。僕もゲットしなくては

  




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Posted by 図案屋  at 19:00Comments(0)教育・ワークショップ


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