2011年07月22日
【ナレッジセックス】 知的な交配
Meet The Media Guru | Edgar Morin / Meet the Media Guru
最近、人と環境の混乱の状況に遭遇し
否応なく関わる機会が多く少々疲れ気味な僕です(苦笑)
人は、ほとんどその立場でしか物事を判断しません。
状況や混乱に影響され偏った視座で接してきます。
特に声が大きな人ほど自分の意見=事実で有ると
意見を通そうとする傾向が強いと思います。
でもそれは事実ではなく、認識でしかない。
そのことに自覚がなく意見が交換され
情報は、そんなあやふな中でやり取りが行われています。
意思の疎通がなかなかうまくいかない場面によく遭遇しますが
思えば当たり前のことかもしれません。
その中で何が大切になってくるのか?
僕は「整理する力」ではないか・・・と最近痛感しています。
他者・クライアントからの相談があった時
紙などに落とし込み関係を図式化し見える化します。
そしてその図式化した関係から認識のギャップに対して理解を促し
課題に対してどうアプローチしていくかを共に考える・・・
いい結果が出るときはこれが上手く機能した時に多く見られました。
僕が「図案屋」を名乗る意図もここにあります。
図案化・構造化しながら意識をそこに向け認識を深めながら
知恵を集め整理していく。
僕のプランニングの流儀はここを大切にしますし
僕の強みもここで発揮できます。
また、たくさんのアイディアもここから生まれてきます。
presentation skills / o5com
ナレッジセックス(知的交配)という概念があるのですが
最近、とても重要なキーワードとして位置づけている言葉のひとつです。
人は成長する上で様々な知識を要求されますが、
一人で学習するよりも、より多くの人々と対話し、
その繰り返しによって物事を吸収する方が、
効率的で、成長も早いと考えます。
これは、禅宗の僧侶は禅問答という技法を用いて、修行し、
一人前の僧侶に成長するのと似ている気がします。
自分の考えを持つことは大変重要です。
一方で、他者の意見に耳を傾けること(他者の言いなりになることではない)は
得るものがありこそすれ、失うものはないと思いますので、
積極的に「知的交配(ナレッジセックス)」を取り入れることが重要です。
実は、僕は人の意見に耳を傾けるのが苦手な一人でした。
ところが、「知的交配(ナレッジセックス)」という言葉の意味を知ってから、
他者の意見に耳を傾けることが、自分を成長させることにとって、
いかに役立つかを身をもって体験しています。
自分のアイディアや知識を公開すると
逆に自分にも新しい自分にない視点の情報が集まってきます。
プレゼンテーションを上手く行うコツのひとつに
「完全なプレゼンはいいプレゼンではない」というのがあるそうです。
完成度は8割程度。残りの2割は聴衆者に残しておく。
指摘や質問があっても
「いい質問ですね」「いい指摘ですね」と言うコメントを
最初に行い、意見交流が生まれやすい環境を作り上げる。
そんな、プレゼンが共感やコンセンサスを生みやすくするそうです。
そういえば、ニュース解説がお上手な
池上彰さんも「いい質問ですね」を必ず使われます。
いいプレゼンテーターは他者のいい意見を触発する力があります。
意見を正誤を争うのではなく、相手との対話で共感関係を作り上げる。
そんなプレゼンができるようになりたいものです。
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