2011年09月29日
ソーシャルメディアは天使か悪魔か
work that brain / mararie
日経ビジネスオンライン「企業に広がるSNS疲れ」からのエントリー記事。
このエントリーでは、大手外食チェーンの広報担当者のコメントを中心に、
広報担当者の対応疲れが紹介され、ソーシャルメディアが持つ
マイナス部分がレポートされています。
ツイッタ―などの業務時間内外を超えたフォロー。
ツイッターなどでのつぶやきの相次ぐ「炎上」
企業アカウントの担当者はその窓口に立ち
時には批判や誹謗中傷を受け止めながら
企業メッセージを発信しています。
ただ、いくら仕事とはいえ
マイナスのコメントを受け続けると、
誰しもがダメージを受けると思います。
対応に悩みノイローゼのようになってしまった
企業アカウントの担当者も実際いらっしゃるそうです。
*** *** ***
社会や学校などで、
情報を処理することはある程度訓練が積めますが、
情報を公開する効果的なトレーニングを
受けることができる機会はそうありません。
つまり自分の情報を扱うことにあまり慣れていないのです。
また、意図せず自分の情報が流出される場合もあります。
他者が編集する自分が、
自分自身とあまりにもかけ離れた場合は困ってしまいます。
僕たちは今、
ネット上で多方向性で不確定な情報の波にさらされています。
その善し悪しをソーシャルメディアのシステムに委ねるのではなく、
僕ら使う側の人間が伝えたい事へ
理解を促せる「コメント力」を高める必要があると考えます。
マイナスコメントを恐れるあまり、情報の一切を遮断し
逆に閉じきってしまっては、機会格差が広がるリスクもあります。
では、マイナスコメントにおいて僕らどう臨めばいいのか?
僕は、メジャーリーガーの
イチローさんや松井さんの言葉にヒントを感じています。
彼ら二人はそれぞれの雑誌インタビューで
「コントロールできないことは手放す。
そしてコントロールできる部分に集中する。」
二人とも似たようなコメントしていました。
ピッチャーの調子はコントロールできないし
自分の調子が落ちた時の世間の批判はコントロールすることはできない。
できないことに気を病むより、やるべきこと・やれることに集中する。
二人は最初からそんな境地だった訳ではありません。
常にパフォーマンスと成果を求められ、
結果が伴わない時は批判にさらされる世界。
時にはへこんだり、怒ったり、納得がいかなかったり。
それらのプロセスを経て、コントロールできないことを
手放すという境地にたどりついたそうです。
*** *** ***
佐賀で先日、
@ブロガーの湯川さんとITジャーナリストの佐々木さんの
講演を聴く機会があったのですが、
彼らにもネットユーザー数が増えるにつれ、
へこまされる意見が多数寄せられたそうです。
お二人も理不尽なマイナスコメントに対しては
「受け流す力」が大事であると説かれていました。
「コメントをする力」と「受け流す力」
これから、効果的な自分の情報を公開していくには
このふたつの力が必要になっていくような気がします。
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自分の更新はともかく、コメントや足跡などの行動が義務的に感じるようになっては、SNSが負担になるかもしれません。
ほどほどにして、他の時間とのバランスを取るように心掛けるのは、どうでしょうか。
コメントありがとうございます。
ご指摘の通り、そうならぬよう
僕も気をつけたいと思います。