2012年05月03日
評価と孤独とスティーブ・ジョブズの健全な関係
すべての新しいもの、美しいもの、素晴らしいものは、
たった一人の孤独な熱狂から始まる
さとなおさんのブログで出会ったこの言葉。
読めば、見城徹さんと藤田晋さんの新刊「人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない」の一文とのこと。
ブログ内で巡っていた数々の言葉は紹介されている人々の体験や経験が刻まれたもので、図案屋は読み入ってしまいました。
最近の活動を振り返っている今の僕にとってたまらないほど響き、僕の取り組みへの総括を促す内容で、評価と自分の取り組みの相関関係に考えを巡らせました。
様々な評価にさらされて僕たちは生きているわけですが、評価というやつはやっかいな存在で天使にもなるし悪魔にもなります。
社会で営なみ暮らしていく以上この影響力は無視できない存在です。一定の評価が得られないことには自分が望む成果は得られないし、自分の取り組みを持続させていくことは難しい。ともすれば地位やポジションを失う場合もあります。
評価を味方できるか否か。この事象で自分を取り巻く環境がガラッと変わってきます。評価に対してどう向きあうか?
僕たちは真剣に向き合うい考える必要があります。
■「何を言っているか」よりも「誰が言っているか」が大切
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評価を勝ち取る一つの方法でプレゼンという手法があります。
プレゼンに大切な様々な要素がありますが、最近、最も大切なの要素は「誰がプレゼンターなのか?」だなと思っています。
もちろん中身や内容。アイディアも必要でしょう。でも、まずは何を提案するかよりも誰が提案しているのか?ここを押さえておき必要があります。同じことを違った人が伝えると結果が違ったものになるからです。
スティーブ・ジョブズのプレゼンがなぜ多くの人々を魅了するのか?
プレゼンの手法やスキル・商品力などはもちろんです。
ただ、彼がプレゼンテータ―だからこそ響いたのだと図案屋は考えます。彼の生き様自体がプレゼンのエッセンスになってることに気付くべきです。
商品もさることながら彼の成功も失敗も社会の一部となっています。ITの技術で世界を変えることに対し熱狂的な工夫とその姿勢を貫き、向かうべき世界に対しデザインを興しアップルという企業を営みiphoneとipadを世に出しました。
彼が取り組んできた様々な要素が意味づけされ絡み合いながら生まれた文脈。その足跡が受けいられているからこそ、評価を生む効果的なプレゼンにつながっています。
彼の足あとと姿勢が提案の入口になっているから共感への扉は開かれました。
この効果と意味を忘れてはいけません。
■没頭という名の孤独
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受け入れるための文脈づくりはじめの一歩。それは孤独な熱狂的工夫とその姿勢。これは決して悲壮感に満ちている孤独ではなくむしろ没頭に近い。
当初で紹介したこのフレーズにもあるように「人は自分を見ていなくはない」訳です。没頭している姿を誰かが見てくれています。
その没頭が小さなアプトプットを生み、自分が活躍できる領域環境を作っていく。それがやがて自分や取り組んでいることへの評価を変容させていきます。そのことを上手くいかなかった取り組みを通して学んびました。
没頭と取り組みの積み重ねから生まれる成果と実績。その過程を経ていない勢いで肥大した評価は後ろ盾がありません。ブームが去った後にはその評価は失われます。
大切なのは底力。底力はのほとんどは孤独の時に養われます。
■最後に・・・
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内側に向かう時間を過ごすことの大切さは図案屋が語らずともたくさんの人たちがメッセージとして残しています。
中でもお気に入りの一文が、これはぼぼ日手帳をゲットした時に梱包していた箱の裏蓋に書いてあったセフティ・マッチ氏の樫の言葉です。
誰の助けも得られないと思ったとき辺りを見回してもだめなんだ。
あんたの内側を探してごらんそこに自分という味方がいるよ。
このフレーズを2年前、娘の保育園・卒園ノートに書き込みました。あれから娘も小学生になりちょっぴりですが、いっぱしのセリフを吐くようになりました。
そこに僕は彼女の成長を感じているのですが、推察にするに彼女の世界でも様々な関係が絡み合い、彼女を悩ましながら日々刺激を受けているのでしょう。思い通りならないことの連続のようです。
セフティ・マッチ氏の樫の言葉は、僕の隣から語りかけてくれるような、より沿い感あふれるフレーズです。
同じようなスタンスで彼女の成長を程よい距離で見守りたい。
そう思う図案屋でした。
(たまにかなりムカつくけどね)
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